CSR

基本方針

当社は、「良き企業市民」として、全ての法律を遵守し、社会規範に基づいて、公正・誠実な企業活動を推進するとともに、自然環境の保護と資源保全に留意し、広く社会の理解と共感を得られる企業をめざしています。
この経営基本方針に基づき、安全が全てに優先することを意識するとともに、環境にやさしい社会の実現と地域との共生に努めていきます。

地域貢献

地域とのコミュニケーションをとるために
取り組んでいることはありますか?

伊勢化学工業では、工場周辺・地域の清掃・美化活動への従業員の参加や支援をはじめ、地域のスポーツ大会や祭礼等のイベントや地元行事への協賛など、地域と深くかかわる活動をおこなっています。
また、地域住民のみなさまや学校などからの工場見学の受け入れも実施しています。

リサイクル事業

資源を有効活用するために
取り組んでいることはありますか?

貴重な資源であるヨウ素を有効活用するため、触媒用途等で使い終わったヨウ素をお客様から回収し、ヨウ素製品としてリサイクルしています。

グローバル支援

地域・国内以外に海外での
社会貢献活動などは行っていますか?

ヨウ素欠乏症の問題を抱える国や地域を対象として、日本ヨウ素工業会を通じ、千葉県等と連携し、ヨウ素を無償提供しています。提供したヨウ素は、現地でヨウ素添加塩に加工され、甲状腺の機能低下に苦しむ子どもや妊婦らに配布されています。

持続可能な資源の利用

資源の持続可能な利用に向けた取り組みを教えてください。

天然ガス・かん水の採取については関係自治体との協定に則り、GNSSを用いた常時観測や定期的な水準測量によるモニタリングを実施し、適切な生産管理の下に行っています。また、ヨウ素を抽出した後のかん水の一部を地下還元し、地盤変動の抑制に努めています。

工場の安全対策

工場内における安全管理について教えてください

各工場で安全衛生委員会を設置し、事前のリスク把握・評価を行い、労使一体となって工場の安全対策に取り組んでいます。さらに、定期的に労使による工場巡視を実施し、安全を最優先に設備・装置等の改善を行なっています。
近隣住民のみなさまには工場見学会を開催し、環境への配慮や安全対策についてご説明するとともに、ご意見やご要望をお聞きし、安全操業に活かすよう努めています。
また、災害発生時には広報車(緊急車両)を活用し、近隣住民のみなさまへ情報を的確にお伝えできるような体制をとっています。

配管の漏えい対策

かん水や天然ガス配管からの漏えいが心配です

監視モニターによる設備監視のほか、当社従業員が関連施設を毎日パトロールして異常の有無をチェックしています。
また、ガス検知器を用いた配管漏えい検査を定期的に実施し、微量なガス漏れの早期発見・早期対策に努めています。
さらに、配管の埋設時期、材質、過去の漏えい記録等からリスク評価を行い、計画的に配管を更新しています。

災害発生時の対策
事業継続マネジメント(BCP)

大規模地震や集中豪雨、感染症の流行など企業を取り巻くリスクが増大するなか、当社は社会的責任遂行のために「人命と安全の確保」を最優先事項とした上で、平常時から緊急事態が発生した場合に被害を最小限に防ぎ、事後の復旧を迅速に対応できるように、BCPを構築し災害インシデントごとにリスクの特定・影響度評価・課題抽出・対策実施・改善見直しを行い、被害の拡大防止、地域への貢献、重要な事業の継続を図っていきます。

自然災害発生時の基本的考え

  • 企業活動に関わるすべての人々(従業員とその家族、お客様、お取引先、地域社会の人々)の生命及び安全の確保を最優先とする。
  • 自然災害による被害の拡大を防止するとともに、周辺地域の安全確保の観点から二次災害の防止に努める。
  • 平常時から地域社会との共生に努め、災害による被害が発生した時には、地域社会との協調を図り貢献活動を行う。
  • 重要な事業を継続・早期復旧することによって、社会に対する責任を果たし、企業価値の毀損を最小化する。

災害発生時の安全対策

地震が発生した場合は、場内の地震計により一定条件以上で係員が緊急停止ボタンを押すことにより工場を安全に全停止し対応することとしています。
千葉の九十九里海岸、宮崎の日向灘に工場が隣接していることから、当社では日頃から計画的に地震・津波等に対応した防災訓練に注力しています。とくに、災害発生時の初動に重点を置き、人命と安全を最優先にした防災対策を着実に進めています。
なお、一宮工場本事務所屋上は津波・洪水等の災害時に地域住民のみなさまが避難可能な施設として、一宮町の津波一時避難場所に指定されています。

環境マネジメント

「エコアクション21」の認証を取得

環境省が策定した環境マネジメントシステムで、組織や事業者等が環境へ配慮した取り組みを主体的・積極的に行なうための方法を定めた日本独自のマネジメントシステム。

2024年度(第103期)環境経営レポート

カーボン・ネットゼロ

当社は、「環境経営行動指針」をもとに、継続的な改善を行い、環境負荷低減と企業価値向上を推進し、2050年カーボン・ネットゼロにけたロードマップとして2030年マイルストーンを設定し、持続可能な社会の実現に努めます。

2050年にカーボン・ネットゼロの実現を目指し、その中間目標として、2030年までに連結でGHG排出量40%削減(Scope1,2 合計 2013年比)を設定します。

環境に配慮したサプライチェーン

昨今、持続可能な社会の実現に向けて取り組むべき課題は、地球温暖化や環境保護、人権尊重、労働環境改善など多様化、複雑化し、環境規制強化等により、企業が把握、配慮しなければならないリスクや取組状況の範囲は、自社だけにとどまらずサプライチェーン全体にまで拡大しています。
伊勢化学工業は、持続可能な社会の実現に向け、サプライチェーン全体で進めていくことを目的に「伊勢化学工業の経営理念・経営基本指針」に沿って「CSR調達ガイドライン」を制定し、サステナビリティに関する取り組みをサプライチェーン全体で推進していきたいと考えております。

CSR調達ガイドライン

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