金属化合物事業

電子部品の材料として市場が急拡大

当社では主にニッケル、コバルト系の各種金属化合物を取り扱っております。メッキや染料、触媒として用いられることが多かった金属化合物ですが、最近ではスマートフォンやパソコン、ハイブリッドカーなど人々の生活に密接に関わる分野で目覚ましい発展をとげています。

かん水から生産するヨウ素、天然ガスとは違い、鉱石から生産される金属化合物。当社では使い古した航空機のエンジンからニッケル、コバルト系の金属化合物を分離・回収したのが金属化合物事業の始まりでした。近年、ニッケル、コバルト系の金属化合物は電子部品などの原材料として注目を浴びています。

使用用途

これまで金属化合物は主にメッキ、合成樹脂を成形する際に使われる金属石鹸、また“コバルトブルー”という色があるように、その発色の鮮やかさから顔料、うわ薬などに用いられてきました。ところが今、新しい分野で需要が急速に高まっています。それはスマートフォンや自動車の制御システムなどに内蔵されている電子部品。今後は情報機器の進化や、自動車運転の自動化が進むなど、更なる需要が見込まれています。

製造工程

主力の塩化ニッケル製造工程においては、独自の晶析技術による安定生産を実現しています。
また、原料から製品まで徹底した品質管理のもと生産を行っています。
さらには、製品梱包工程をはじめ、製造工程のオートメーション化を進めており、生産効率の向上を図っています。

お客様のニーズに応え得る研究開発

次に必要とされる金属化合物は何か──。お客様との対話の中でニーズを探り、研究開発を進めてゆく。当社が常に心がけていることです。ここ数年、必要性が急速に高まった電子部品の材料を提供できるのも日頃の取り組みによるものです。さらなる幅広い需要にお応えできるよう、ニッケル、コバルト化合物のメーカーとして日夜、研究開発に取り組みます。

PAGE TOP